具体的なマニュアルがあれば助かるんだけど……
この記事では、ブログの書き方マニュアルを紹介します!
- プロが1記事を作るときの全体像
- 読まれる記事の書き方6ステップ
ブログ初心者さんだと、記事の書き方で
僕も最初は困惑しましたが、今はWebライターとして4記事の納品で23万円を稼げました。
稼げた理由は、これから紹介します「書き方のマニュアル」に沿って執筆したに過ぎません。
プロが実際に記事を作る流れを1記事にまとめたので、ぜひ活用してみてください!
ブログの書き方マニュアルの全体像
まずは、ブログの書き方マニュアルの全体像を紹介します。
執筆する前の準備が記事を作るうえでは重要なんだよ。
STEP1:市場調査する
記事を書く前には、市場調査しましょう。
その理由は、情報をインプットすることで記事の質が変わるからです。
例えば、アイスランドという国を思い浮かべてみてください。
「その国の良いところは?」と訊かれて、あなたは答えられますか?
一方で「日本の良いところは?」と質問されたらどうでしょう。
四季を感じられる、夜間に歩ける、ご飯が美味しいなど、スラスラ出てくると思います。
これは、あなたの情報量による差です。
市場調査して情報をインプットしないことには、読者に良質な記事を届けられません。
キーワードを選定する
まずは、検索キーワードを選定しましょう。
検索キーワードとは、Googleで実際に検索されている単語のこと。
ブログで収益を上げるなら、キーワードに沿った記事を準備することが大切です。
なぜだか分かりますか?
誰も検索しないキーワードで記事を書けば、当然だけど読まれないからね。
- STEP 1ラッコキーワードを使う
- STEP 2検索ボリュームを調べる
この2ステップを踏むと、対象キーワードの月間平均検索数を調べられます!
もっとやれるなら、類似キーワードを統合したり、カテゴリーの階層を設計したりする方が良いですが、そこまでは荷が重いので上記の2点を行えば一旦は大丈夫です。
ユーザーの検索意図を想像する
キーワードを決めたら、検索するユーザーの意図を考えましょう。
そうすることで、ユーザーの
「潜在的ニーズ」は読者も自覚していない願望です。
例えば「育毛剤・おすすめ」で検索する人を想像してみましょう。
顕在的 ニーズ- 頭髪が薄いと感じるからおすすめの育毛剤が知りたい
- 効果があるか不安なので実績やレビューを確認したい
- 購入頻度が多そうだしコスパがいいものを知りたい
潜在的 ニーズ- 異性にモテたいからハゲたくない
- 自分に自信が持てるようフサフサになりたい
- 外に出て周囲からバカにされるのが嫌だ
こうした悩みをピックアップすることで、読者の心に刺さる情報を届けられます!
読者のニーズを考えるときは、あなたが想像した悩みに「なんで?」と自問自答し続けることで深堀りできます。
なんでブログだと書き方が分からないの?
あと、収益に繋がる文章の書き方があるかもって思ったから……とか?
このような感じです!
こんな感じで「なんで?」を繰り返すとユーザーの
競合サイトを調査する
キーワードを決め、ユーザーの悩みを想像したら、実際に検索してみます。
検索する理由は、そのキーワードで上位の記事を確認するためです。
企業が参入しているか
検索結果の上位を企業系のサイトが独占していないか確認してください。
個人ブログの場合、基本的には大企業のサイトに太刀打ちできません。
良質な記事を書いても企業側が対策してきたり、そもそもドメインパワーで勝てなかったりするので、最初から勝負しないのが得策です。
一方で、企業ではなく個人ブログが上位の場合、あなたにもチャンスがあります!
この場合、選んだキーワードに関する記事を書きましょう。
どういった内容になっているか
どういった内容の記事が上位を占めているか確認してください。
その理由は、検索上位の記事(ブログ)は以下の条件を満たしているからです。
- ユーザーの悩みを解決する情報が掲載されている
- Googleから高い評価を得ている
上位にあるということは、検索キーワードにおける満足度が高いということ。
そのため、どういった内容か確認して、あなたの記事にも反映させましょう!
僕のクライアント様からは、検索結果の1ページ目にある全ての記事(10本)を見ろという指示が多かったです。
- 10サイトも見るのは時間が掛かる
- 得る情報が多すぎてまとめにくくなる
- 4位以下の記事を参考にしても上位になれない
4位以下を参考にしても、その記事が4位以下なので3位以上に食い込めません。
時間が掛かりますし、読者が欲しがる情報は上位3サイトも見れば十分に得られます。
3つのサイトを確認し、読者が知りたい情報を過不足なく伝えられるようチェックしましょう!
STEP2:構成案を作成する
ここまでの作業を終えたら、記事の構成案を考えましょう。
構成案を作るときは、どの情報をどの順番で届けるかが大事。
これを間違えると読者は話が理解できなくなり、ブログから離脱されます。
結論を最初に述べるのは、その後の展開を想像しやすくさせるためです。
例えば「ONE PIECE」の物語を例に考えてみましょう。
大海賊「ゴールド・ロジャー」の財宝を求めて、ゴムゴムの実という身体がゴムのように伸び縮する実を食べた主人公「ルフィ」が、10人の仲間と旅する物語。
ONE PIECEには、ゴールド・ロジャーの財宝を見つけるという結論があり、旅の目的が明確。
これが不明瞭だと「なんでルフィは旅してるの?」や「なんで強敵と戦わないといけないの?」という疑問が浮かんでしまいます。
ブログも同じで、始めに結論がないと「なんでこの話をしてるの?」となってしまいます。
構成案を作るときは、先に結論を用意し、それをゴールとした道順を肉付けすれば、最適なものが考えられます。
STEP3:記事を書き始める
構成案が作れたら、ようやく記事の執筆に入ります。
タイトルで興味を引く
まずは、記事のタイトルを考えましょう。
タイトルを最初に考えるのは、執筆途中で内容がブレるのを防ぐため。
執筆の前に決めておけば、そのタイトルに沿ったコンテンツを書けます。
タイトルは、読者が最初に見る「記事の入り口」です。
つまらないタイトルだと、記事を読んですらもらえません。
プロ中のプロは1記事に100個ほど考えるくらい、タイトルは重要なもの。
ただ、ブログ初心者さんが100個も考えるのは大変なので、以下のポイントを抑えましょう。
- タイトルを見て内容が分かる
- 対策キーワードは1回ずつ入れる
- 対策キーワードは最初の方に入れる
- 読者の到達点を明示する
以上を踏まえて、この記事はタイトルを以下に決定しました!
リードパラグラフで続きを読みたくさせる
次は、リードパラグラフです。
記事の冒頭部分で、読者がタイトルの次に読む文章として非常に重要な箇所になります。
Webライターの間では、タイトルとリードパラグラフが記事の最も重要な箇所と言われています。
その理由は、ここで読者の興味や関心を引き付けられないと、読み進めてもらえないからです。
- 読者の悩みに触れる
- ベネフィットを提示する
- 自分の権威性を伝える
この記事のリードパラグラフを各ステップに当てはめたのが、以下の表です。
悩み | ブログの書き方が分からない マニュアルがあれば助かる |
---|---|
ベネフィット | 書き方のマニュアルに沿って執筆したに過ぎない →マニュアルを読めば書き方が分かる |
権威性 | Webライターとして23万円を稼ぐ |
あとは、これに肉付けしていけばリードパラグラフは完成です!
本文を書く
本文の執筆における最低限のポイントは、以下の2つです。
PREP法を使うのが効果的
本文を書くときは「執筆の型」を使うと筆が乗ります。
ブログ初心者さんでもすぐに実践できる型だと「PREP法」がおすすめです!
PREP法とは「結論→理由→具体例→結論」の順番で伝える型のこと。
P | Point | 結論 |
---|---|---|
R | Reason | 理由 |
E | Exampre | 具体例 |
P | Point | 結論 |
- 結論
- 本文を書くときは、セールスレターの型を使いましょう。
- 理由
- ブログ初心者でも型に沿って執筆すれば、プロ級の文章が書けるからです。
- 具体例
-
例えば、PREP法という「結論・理由・具体例・結論」の順番に書く型。
シンプルながらも伝えるべきポイントを抑えられ、初心者にありがちな「何を言っているか分からない」という問題を防げます。
-
例えば、PREP法という「結論・理由・具体例・結論」の順番に書く型。
- 結論
- ブログ初心者は、まずPREP法を意識して文章を書いてみましょう。
型には色々とありますが、まずはシンプルで分かりやすい「PREP法」を覚えましょう。
慣れてきたら、他の型も試してみてください!
「読まない・信じない・行動しない」
今さらながら、あなたに残酷なことをお伝えしないといけません。
その残酷なこととは、ブログに訪問しに来た読者の「三拍子」です。
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
まず、読者はブログに訪問するも文章を読みません。
そのため、読まれるための工夫が必要です。
次に、文章を読んだとしても信じません。
信じてもらうために、根拠や実績の用意が必要です。
最後に、信じてもらえても行動しません。
重い腰を上げてもらうために、ワクワクさせる必要があります。
この三拍子は、Webライター業界にとっては「あるある」です。
これを念頭において文章を書かないと、収益が発生しないので注意しましょう。
STEP4:装飾する
ブログを読まれる工夫として、装飾を施すのが効果的です。
サムネイル画像でインパクトを与える
サムネイルとは、記事の顔になる画像のこと。
ファーストビュー(記事を開いたとき最初に表示される画面)に登場するうえ、SNS等でも使われる重要な画像です。
サムネイルのコツは、とにもかくにも注意を引くこと。
テキストより目を引きやすいので、インパクトが求められます。
「Canva」は、初心者でもプロ級の画像が簡単に作れる無料ツール。
たくさんのテンプレートが用意されていて、マニュアルに沿えば誰でもクオリティの高い画像を作れます。
デザインセンスが皆無の僕でも作れるので、試してみてみてください!
挿絵(画像)で小休止を作る
サムネイルとは別に、文章中も画像を入れるのが大切。
なぜなら、文章ばかりのブログだと読者が飽きてしまうからです。
小説など活字の本が苦手な人は多いですよね。
文章だけだと読むのに疲れるので、ブログでは合間に画像を入れるのが精読率アップに効果的です。
また画像には、視覚情報を刺激するメリットがあります。
「メラビアンの法則」といって、コミュニケーションにおけるウェイトの割合を以下が占めるという心理学です。
- 言語情報:7%
- 聴覚情報:38%
- 視覚情報:55%
視覚情報が55%も占めているので、ぶっちゃけ文章よりも画像の方が上達伝達に効果的なのが分かります。
挿入するのは「読者の頭に強烈なイメージを残す本文を代弁した画像」がおすすめ。
分かりやすいものだと、本文の図解など作れたら最高です!
関連性がある画像を入れるだけでも効果的なので、読者を逃さないように準備しましょう。
著作権フリーの画像を使いときは「O-DAN」を使うといいでしょう。
海外のフリー素材を簡単に探せるので、ブックマークしておいて損はありません。
そのため、僕は「photo AC」に登録しています。
国内の会社が運営する素材サイトなので、日本人の素材が多め。
「写真・イラスト・シルエット」など複数の素材が手に入るうえ、ダウンロード数に制限がないという狂った仕様なので重宝しています。
他社と比較して料金が安く、マジで探してた理想の素材サイトだったので、photo ACを知ってからは他が利用できなくなりました。
余裕があれば、photo ACも登録しておきましょう。
テキスト装飾で重要箇所をアピール
ブログの文章には、適度に装飾を施しましょう
そうすることで、どこが重要なのか読者が分かりやすいからです。
ただし、装飾を派手に施すのは、かえって逆効果です。
どこが重要なのか分からなくなるため、装飾の意味が無くなります。
複数の装飾パターンを準備するのも逆効果なので、シンプルに5個前後くらい用意しておくといいでしょう。
- 太文字です
- 赤文字です
- マーカーです
一応、もっとパターンは用意してますが、メインは上記の6つ。
多くても構いませんが、読者が混乱するような装飾には注意しましょう!
STEP5:meta要素を設定する
「meta」とは、ブログ情報を検索エンジンに伝えるHTMLタグのこと。
分かりやすくいうと、読者の見えないところで頑張ってくれるSEO対策です。
「metaタグ」とか「meta要素」とも呼ばれますが、これ自体は特に覚えてなくても問題ありません(覚えた方が良いのは確かですが)。
ブログの書き方では、とりあえず以下の3つを覚えておくのが重要です!
SEOタイトル
SEOタイトルとは、Googleの検索結果で表示されるタイトルのこと。
何も設定しなければ記事タイトルが入ります。
記事タイトルとSEOタイトルを使い分けるときは、設定しましょう。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、検索結果で記事タイトルの下に掲載される文章のこと。
設定しなくても本文の一部を抜粋する形で掲載されますが、どうせなら検索者の目に留まる内容に書き変える方がアクセスアップに繋がるのでおすすめです。
- 文章は120文字以内
- 記事の中身を見てみたくなる文章
- 50文字以内に言いたいことを詰める
- 50文字以内にキーワードを全て含める
- キーワードの使用率は1回~2回まで
メタキーワード
メタキーワードとは、記事に関連するキーワードを伝えるタグです。
例えば、この記事だと以下のキーワードが関連語句として挙がります。
- ブログ
- 書き方
- 執筆
- ライティング
メタキーワードの設定方法は簡単で、各単語をカンマで区切るだけ。
ブログ,書き方,執筆方法,ライティング
メタキーワードは、SEO対策の効果がないとGoogleが明言しています。
Google のウェブ検索結果に関する限り、現時点(2009年9月)で問題視する必要はありません。Google は、ウェブ検索のランキングでkeywords metaタグを使用しません。
そのため、メタキーワードは設定はお任せします(僕は設定してます)。
STEP6:最終調整を行う
いよいよ、最終調整です!
記事の投稿前に、最後の確認を行います。
パーマリンクを設定する
パーマリンクとは、各記事を識別するURLの一部分です。
- https://gluttonir.com/●●●/
パーマリンクは、執筆画面のタイトル下から編集できます。
パーマリンクの付け方は、記事のテーマが分かる単語を使うのが一般的。
この記事は「ブログの書き方」がテーマなので「writing-manual」と付けています。
- 基本は英字のみ(場合によっては数字も可)
- 記号は「ハイフン」のみ
- 単語と単語を繋げない
パーマリンクは、英字のみ使用してください。
日本語だと正確に表示されないことがあるからです。
ただ、こちらは情報のソースを無くしたため、使う・使わないはお任せします。
記号は「ハイフン(-)」を始め「アンダーバー(_)」など使用可能。
ただ、Googleがハイフンを推奨しているので、わざわざ他の記号は使わなくていいでしょう。
URLでは、ハイフンを使用して単語を区切ることを検討してください。そのようにすると、ユーザーと検索エンジンにとってURLのコンセプトが理解しやすくなります。URL では、アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。
記事の無駄を修正する
記事の投稿前に、自分で読んでみましょう。
読んでみると、執筆時には分からなかった違和感に気づけます。
だから、直してあげることで精読率アップに繋がります!
- 誤字脱字がないか
- 冗長表現を使っていないか
- 文章が長くなっていないか
- 連続して同じ助詞を使っていないか
- リンクが正しく貼れているか
- 読むリズムが悪くないか
- 情報をインプットしやすい構成か
これを確認し、無駄な文章を削っていきます。
文章量が大正義の時代は、とっくの昔に終焉を迎えました
文章は削るほど読者に喜ばれるので、無駄な文章はバッサリとカットしましょう。
とにもかくにも、数をこなして慣らていきましょう。
まとめ|ブログの書き方マニュアルで脱初心者を目指そう
- 市場調査して勝てる場所で戦う
- 市場調査に基づく構成案を作る
- 三拍子を意識して記事を書く
- 派手すぎない程度に装飾する
- metaを設定しSEO対策を図る
- 誤字脱字など最終確認を行う
いきなり執筆から始めても、良い記事には仕上がりません。
ブログの書き方マニュアルを参考に、まずは1本の記事を作ってみてください!
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